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 死に至る可能性の高い危険な不整脈「心室細動」を病院外で起こして倒れた人に、周囲の人が自動体外式除細動器(AED)で心肺蘇生を試みた場合、救急隊が到着するまでに心拍が再開しなかったとしても、その後の脳障害による後遺症を減らせる可能性がある。こんな研究結果を、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)などがまとめ、18日、発表した。自立して生活できるようになる割合がAEDを使わなかった場合の1・5倍だったという。

 心臓の疾患が原因で亡くなる人は、病院外での突然死が多い。研究チームによると、国内で年間約3万人が誰かが居合わせた状況で、突然、心臓が止まっている。その約6割がAEDの対象となる心室細動が原因だという。

 研究チームは、総務省消防庁のデータ(2005~15年)をもとに、居合わせた市民がすぐに心肺蘇生を試みたが、救急隊の到着まで心室細動が続いていた約2万7千例を解析。心臓マッサージや人工呼吸をされていた約2万5千例と、AEDも併用されていた約2千例で、30日後にどれだけ後遺症が少なく自立した生活が送れるようになっているかを調べた。

 その結果、心臓マッサージや人工呼吸のケースでは23%だったのに対し、AEDを併用したケースは38%と約1・5倍だった。研究チームはAEDの音声ガイドに従って電気ショックや心臓マッサージなどを続けることで、質の高い心肺蘇生につながっていると分析している。

 AEDは05年ごろから普及し…

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