【動画】実験で国の基準を大幅に下回る20秒で沈んだ子ども用ライフジャケット=東京都提供
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 子ども用ライフジャケットの浮力について根拠のない表示をしたとして、東京都は、アウトドア用品製造販売業「ラムセス」(大阪府東大阪市)に対し、景品表示法に基づき、再発防止などを求める措置命令を出したと発表した。

 命令は17日付。都によると、同社は2010年から「ジュニア用フローティングベスト」という商品名で、子ども用ライフジャケットを小売業者に販売。取り扱い説明書で、子ども用の救命胴衣として国の基準で求められている、5キロの鉄片を淡水中で24時間以上支えられる浮力があるという内容を記載していた。

 だが昨年、都が表示通りの浮力があるか、同社のジャケットに5キロの鉄片を取り付け、淡水に浮かべて実験したところ、開始20秒後に水没してしまった。このため、記載の根拠を示すよう同社に求めたが、期間内に資料が提出されなかったという。同社の森山賢造社長は取材に「中国の工場から浮力に問題がないと説明を受け、うのみにしていた」と話した。8月末に販売を中止するまで、1万着以上を売り上げていたという。