[PR]

 菅義偉官房長官は18日午前の記者会見で、桜を見る会にからみ、「公務遂行の補助の一環」で、安倍晋三首相の妻で、政府が私人と位置づける昭恵氏への公費の支出について問われたが、具体的な回答を避けた。主な質疑は次の通り。

 ――昭恵氏の(法的地位と権限に関する野党議員の質問主意書に答えた政府)答弁書について。(「日当や実費など」及び「飲食費、交通費など」の範囲が明らかではないため、お答えすることは困難であるとした回答の)詳細を(17日午後の長官会見後に)事務方に問い合わせたが、「など」がついているので、範囲を特定できないとのことだった。具体的に日当や飲食費と特定して尋ねれば、回答できるのか。

 「仮定の質問について、答えることは差し控えたいと思う」

 ――質問主意書では「公務の遂行の補助において、公用車は使われていますか」と尋ねている。政府答弁書では「意味するところが明らかでない」としているのは、どういう意味か。

 「そこは事務方に聞いてください」

 ――17日の衆院内閣委員会理事会で、野党側の質問事項に対し、政府は、首相推薦枠とみられる「60」や、招待者名簿の電子データに関して、「これ以上調べない」と回答した。これは桜を見る会の責任者である長官の判断か。

 「国会や記者会見で説明した内容を含め、政府として繰り返し説明した内容を改めて申し上げたのだろうと思う。私自身、国会における質問や記者会見には、丁寧な説明をさせていただいていると思っているので、これからもしっかり説明させていただきたい。質問があれば」

 ――長官が「これ以上は調べない」と判断を下したのか。

 「いや、そんなことでなく、いままで説明をしてきたことと変わることってないんじゃないでしょうか。できる限り、誠意をもって説明してきていますから、このことに基づいて説明されたことだろうと思う」

 ――そうすると、理事会での回答は官僚の判断だったのか。官僚は「政府も含めた判断」と言ったようだが。

 「それを(理事会で)説明する前に当然、私にも説明がある。今まで説明してきていること(と同じ)ですから、そうしますとのことだ」

 ――最終的な判断は責任者である長官がしていることでいいのか。

 「事務方が、今まで説明した通りに説明したいということなので、それについて、私は発言をしなかった」

 ――世論調査で国民の理解が得られていないことに関連し、長官は「懇切丁寧に理解してもらうよう努める」と言っている。問題の責任者、政治家、閣僚として説明し、調査説明を尽くすのが、国民に対しての懇切丁寧な対応だと思う。おっしゃっている方針と判断に食い違いがあるようにみえるが。

 「それはないと思う。丁寧に、朝夕2回の記者会見で時間を割かせていただいて、みなさんの質問に答えているのではないか」

 ――「60」も長官の判断で明らかにするよう努めることもできるのでは。なぜ政治決断しないのか。

 「政治決断って、今まで言ってきていることではないか。懸命に努力をして、答弁してきているのではないか」

 ――現状は調査に懸命な努力をしているように見えない。「桜を見る会の問題は終わった、説明の必要がない」と言うほうが論理的に整合性がとれると思う。懇切丁寧な説明を続けるという旗は降ろさないのか。

 「あの、質問があれば答える」