拡大する写真・図版 島川翼さんはパイロットになったいまでも、飛行機を見ると心が躍るという=2019年12月16日、成田空港、小川崇撮影

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 打つ手なし。八方ふさがり。どん詰まり。人生誰だって、色々ある。でも後押ししてくれるものがあれば、いつか道が開けることもある。島川翼さん(32)=千葉県浦安市=にとって、それは――。

 時は2010年4月に戻る。入社式を終えた島川さんは、羽田空港の格納庫で報道陣に囲まれていた。

 「期待と不安は何%ですか」「不安はゼロですか」

 この名前だから新入社員代表の1人に選ばれたのかな。そう思いながらこう答えた。「いい会社になるようがんばりたい」。でも物事がこれからスムーズに進まないことは、何となく予感していた。

 間もなくそれは現実となる。パイロット候補の新入社員ら約130人が会議室で、こう迫られた。職種を変えるか、夢を追うなら会社を辞めるか。メモを取る同期の手が止まった。泣いたり、ぼうぜんとしたりする者もいた。

 「費用を自己負担すれば飛べま…

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