拡大する写真・図版 ビールを仕込む釜の前で、ビールの元になる麦汁の出来をみる森田正文さん=長野県佐久市のヤッホーブルーイング佐久醸造所、外山俊樹撮影

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凄腕しごとにん

ヤッホーブルーイング 需給・製造横断ユニットディレクター 森田正文さん(35)

 ホップの強い苦みと濃厚な味わいのエールビールに「よなよなエール」「インドの青鬼」といった個性的なネーミングを付けて売り出すのが、クラフトビール国内最大手のヤッホーブルーイング(長野県)だ。商品はいまやコンビニやスーパーでも手に入る。その開発の屋台骨を担ってきた。

 日本のビール市場の99%は大手メーカーが押さえる。万人受けする製品では生き残れない。めざすは「100人中1人を熱狂させるビール」。欧米の醸造所を回って日本では未知の味を探し、自らのアイデアと結び付けて個性的なエールを世に送り出してきた。佐久市にある醸造所を拠点に開発に携わったクラフトビールは90銘柄以上。後輩らの試作品に対する助言なども含め、監修したレシピは400を超える。「新しい味わいを広めることに人生をかけたい」

エールに開眼

 大学生のころ、パブで飲んだ海外産エールのおいしさに感銘を受けた。大学ではコメに関わる研究室に所属していたが、教授を説得して麦を研究。2008年、ヤッホーに新卒で入社し、醸造技術を学んだ。転機は2年後。ビールをあまり飲まない女性にも喜ばれるような「白ビール」をつくることになり、レシピ開発を任されたのだ。

 爽やかな飲み口の白ビールは今でこそ人気だが、当時は日本での知名度は低く「社内にも製法の知見が全くなかった」。海外の醸造家が書いたレシピを大量に読みあさり、製法を独学した。

■「うちに…

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