拡大する写真・図版開発中の検査装置とリリーメドテックの東志保社長(左)、夫の東隆取締役=2019年12月12日午後2時42分、東京都文京区、田辺拓也撮影(画像の一部を加工しています)

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 利益だけを追い求め、グローバルな競争に勝つためには犠牲をいとわない。そんな経済には限界がありそうです。何が必要なのでしょう。世の中のため、人のためを思って進む人たちの志に、ヒントがあるかもしれません。新しい乳がんの検査装置に挑む医療機器ベンチャー「リリーメドテック」の東志保社長に、夫婦二人三脚でめざす会社像を聞きました。

 ――「乳がんと闘う」と宣言し、早期に発見できる医療機器の実現をめざしていますね。

 「日本の女性の11人に1人が乳がんにかかるとみられ、年間の死亡者数は約1万4千人にのぼります。乳がんは早期に発見して治療すれば、ほぼ確実に助かる病気なので、検診率を上げることが大切です。いま主流のエックス線を使うマンモグラフィーの課題を克服して、検診を受けやすい超音波を使った画像診断装置を開発しています」

 ――マンモグラフィー検査の課題とは?

 「エックス線による放射線被曝(ひばく)の問題に加え、乳房を強く挟んで検査するため痛みを感じる人が多い。とくに若い女性は乳腺の割合が高い人が多く、乳腺とがんがともに白く映るため、乳房の中にがんがあっても見つけにくい。私たちの診断装置は、超音波を使うので被曝の心配はありません。乳房を圧迫せず、自然な形に近い3D画像が撮れるようになります。乳腺密度が高い方の検診に適しています」

 ――超音波を使った乳がんの検査装置は今もありますが、違いは?

 「現在の超音波診断装置(ハン…

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