中央銀が陥った緩和のワナ 出口政策さえ踏み込めぬ日銀

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編集委員・原真人
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 日本銀行は今年最後の金融政策決定会合(18~19日)で金融政策を現状維持することを決め、発表した。動かぬ日銀をとりまく世界の金融政策の現状をざっと総括してみたい。

 今年1年の世界の金融政策をひと言で総括するなら、「緩和のワナに捕らわれた中央銀行」と言えるだろう。

 世界経済を震撼(しんかん)させたリーマン・ショックにともなって日米欧の中央銀行がゼロ金利やマイナス金利量的緩和といった、非伝統的な金融政策に踏み込んだ。あれから11年。政策の是非はさておき、問題は正常な政策に引き戻すことがきわめて困難になっていることだ。それは技術的な側面以上に政治的な困難に直面しているということである。

 それでも米欧の中央銀行はい…

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