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 富士山や南アルプスに囲まれた山梨と静岡は、水も上質だ。自然の豊かな恵みを生かしたウイスキー作りが盛んで、情熱を傾ける人たちがいる。

 南アルプス・甲斐駒ケ岳の山麓。木々の中から工場や木樽が姿を現す。標高約700メートル、サントリーの白州蒸留所(山梨県北杜市)は、その立地から「森の蒸留所」と呼ばれる。

 建設されたのは1973年。同社の山崎蒸留所に続く「第2のモルトウイスキー蒸留所」として約82ヘクタールを構えた。南アルプスの山々に降り注いだ雨や雪が、地中の花崗岩(かこうがん)にできた空洞を抜ける中で濾過(ろか)されていく。ほどよいミネラルを含んだ軟水を、蒸留所の小沢浩二・品質担当マネジャーは「ウイスキーの心臓部となる最高級の素材」と表現する。

 清水港(静岡市清水区)から陸…

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