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 茨城県那珂市の小学校で20日、同市額田地区に伝わる食べ物「七運汁」が給食に出され、児童らは具だくさんの汁をおいしそうに食べていた。同地区では毎年、冬至の日に食べる習慣があり、10年ほど前から同市内の小中学校の給食でふるまうようになったという。

 七運汁は、江戸時代から那珂市に伝わる民話「額田のたっつぁい」に登場する食べ物。民話では、冬至の日に「ん」のつく七つの食材を入れた汁を「運が巡ってくるように」と祈りながら食べたところ、翌年大豊作になったという。以来、額田地区では冬至の日に食べる習慣がある。

 この日、同市菅谷の菅谷小学校の児童も七運汁に入ったニンジンや大根、レンコンなどをほおばった。3年の中尾斗真君(8)は「大根がやわらかくておいしい」。平野要君(9)は「運が良くなりたい」と笑顔で話した。