拡大する写真・図版取材を終え帰路に就く男性。長男にはサッカーの楽しさを教えてきたという

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 「子育ては母親の役割」――。育児にまつわる「母性神話」は社会に色濃く残り、母親を苦しめています。同時に、父親が主体的に子育てに関わろうとする時にも、「母性神話」は壁になります。どんなケースでしょうか。「母性神話って、どうやって生まれたの?」。そんな疑問を専門家に聞いてもみました。

 関西に住む40代の会社員男性は、15年ほど前に妻と結婚。すぐに長男(15)が生まれた。

 男性は当時、今とは別の会社に勤めていた。創業者の一族が経営に携わる中規模の老舗だ。一方、妻は外資系の企業でキャリアを積んでいた。子育てのスタートから夫婦二人三脚で歩んでいけるよう、また妻の職場復帰を後押しできるよう、育休取得を上司に申し出た。

 ところが、直属の男性上司や会社の男性役員からはこんな反応がかえってきた。

 「なぜ、男が育休を取るのか」「奥さん1人ではダメなのか」「子どもの体調がすぐれないのか」

 はては、事情を探るためにと人事部からは妻との面談を提案された。断ったが、今度は会社の役員会の場に呼ばれ、社長から事情を問いただされたという。

 「『子育ては母親の役割』とい…

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