天皇、皇后両陛下が台風19号の被災者をお見舞いするため、26日に宮城、福島両県を日帰りで訪れることが、23日午前の閣議で報告された。代替わり後、両陛下が災害の被災地を見舞うのは初めて。

 両陛下は26日、特別機で仙台空港に到着後、自衛隊ヘリで宮城県丸森町、福島県本宮市を相次いで訪れる。被災者を見舞い、災害対応に尽力した人をねぎらうほか、河川の氾濫(はんらん)現場を視察する。宮内庁によると、荒天の場合は日程を柔軟に変更することもあるという。

 宮内庁によると、両陛下は今回の台風による被害に心を痛め、発生当初から報道などを通じ、現地の状況を見守ってきた。皇后雅子さまは9日の誕生日に公表した所感の中で、被災者について「寒さが募る中、様々なご苦労が絶えないことと案じております」「安心できる生活が一日も早く戻ることを心から願っております」などと言及している。関係者によると、秋に続いた一連の代替わり行事のさなかにも被災地の状況を気に掛けており、現地を直接見舞うことは両陛下の希望だったという。(中田絢子