膨らむ予算案、官邸・与党が圧力 経済対策に走る背景は

有料会員記事

木村和規 久永隆一 斎藤徳彦
[PR]

 来年度の政府当初予算案が過去最高額に膨らんだ背景には、経済を最優先する首相官邸と与党の強い圧力があった。財務省財政再建の「成果」を示すための財源探しに追われた。社会保障費を中心に切り込み不足も目立ち、財政再建はますます遠のいた。

 「予算編成の山場は、経済対策だった」。財務省幹部はこう振り返る。安倍晋三首相が対策の策定を指示した11月上旬。与党内で「4兆~5兆円」「いや6兆円だ」とささやかれているのを、財務省は「あくまで党側の希望」と冷静に受け止めていた。空気が変わったのは、自民党二階俊博幹事長ら与党幹部がそろって「10兆円」とぶち上げた11月後半からだ。日を追うごとに、規模は膨らんでいった。

 複数の政府関係者は、首相を…

この記事は有料会員記事です。残り1840文字有料会員になると続きをお読みいただけます。