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 最近、ニュースにマカオがよく登場します。政府への抗議デモが続く香港とは違い、中国政府との関係は良好なようです。香港とマカオは、いずれも「一国二制度」が採用される特別行政区ですが、何が違うのか。城西国際大学の塩出浩和准教授に聞くと、マカオの代名詞ともいえる、カジノの存在が浮かんできます。

 ――香港とマカオ、中国政府との関係はずいぶん違うようですね。なにが違うのでしょう?

 「大きく二つの理由があると言われています。でもその前に、歴史を振り返りましょう」

 「マカオはポルトガルの植民地でした。ポルトガルとの関係は1550年代からです。ポルトガルの商人らがマカオに住み、交易の町として栄えました。しかし19世紀のアヘン戦争後に香港がイギリスの植民地になると、商人たちは香港へと拠点を移したため、マカオは廃れていきました」

 「香港に交易拠点としての座を奪われた理由の一つには、大きな川の存在もあります。香港の港には大きな川の水が入り込みませんが、マカオの港には珠江の水が流れ込みます。つまり、上流からたくさんの土砂が流れ込み、そのままにしておくと港が浅くなってしまい、船の接岸ができなくなります。当時は船の大型化も進んでおり、交易の面ではマカオより香港の方が恵まれていたのです」

 ――それで、カジノを始めたのですか?

 「経済を盛り上げようとマカオ…

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