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 米フェイスブック(FB)から約2億6700万人分の個人名や電話番号の個人情報が外部に流出した可能性が高いことが20日、明らかになった。ネットセキュリティー研究者らの指摘を受け、FBが調査に入った。同社を巡っては、大規模な個人情報の流出が相次いでおり、批判が再び高まるのは必至だ。

 流出のおそれを指摘したのは、テクノロジーサイトの「カンパリテック」と、研究者のボブ・ディアチェンコ氏。ネット上に12月4日から、2億6714万人分のFBのID、氏名、電話番号などの個人情報がアップされ、同月12日からはハッカーがやりとりするフォーラム上でダウンロードできる状態だったという。ディアチェンコ氏がネットサービス提供会社に連絡し、19日に削除されたが、約2週間、露出していた。個人情報のほとんどは米国の利用者のものだという。

 流出した個人情報は、FBがソフトの開発会社にこうした情報へのアクセスを制限した2018年より前に、ベトナムで仕組みを悪用した何者かによって盗まれた可能性が高いという。

 FBは20日、朝日新聞の取材に「調査中だが、我々が過去2、3年に行った情報保護対策の前に取得された情報の可能性が高い」と説明している。FBを巡っては16年の米大統領選の際に最大8700万人分の個人情報が流出したほか、昨年秋にも2900万人分の個人情報が流出。同社は厳しい批判を浴びていた。(サンフランシスコ=尾形聡彦