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 大正年間、宮崎と大分の県境にそびえる祖母・傾山系で、何カ所もの小規模鉱山が猛毒の亜ヒ酸を製造しました。亜ヒ酸は、農薬(殺虫剤)の原料に使われたのですが、どんな虫に効く農薬で、どんな耕作地に散布されたのでしょうか?

 亜ヒ酸の効き目の発見にまつわる、こんなエピソードがあります。1860年代後半、大西洋を渡ってきた人びとが金鉱を探して、西部開拓を進めていたアメリカでの話です。

 開拓農民の主食はジャガイモ。その畑に、体長1センチにみたない虫が黒雲のようにわいてでました。虫の名前はコロラドビートル。それまでは、ロッキー山脈の東側で、ナス科の植物にひっそりと寄生していた虫でした。

 ジャガイモが、コロラドビート…

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