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 宮崎県都城市内の川に転落した男性を救助したとして、都城市消防局は23日、三股町立三股中学校(永山博一校長)3年の男子生徒3人に市長名の感謝状を贈った。

 3人は福田雅治君(15)、上村悠賀君(14)、中村佑愛(ゆあ)君(15)。14日午前11時半ごろ、都城市立野町の立野児童公園横の年見川で川に転落した80代の男性を発見。福田君と上村君が約4メートル上の道路まで男性を引き上げ、中村君が近所の住宅の女性に119番通報を要請した。まもなく救急隊が現場に到着。男性は病院で治療を受け、軽傷で済んだという。

 3人は同級生で、自転車に乗って市立図書館に向かう途中だった。福田君が斜面を転げ落ちている男性を発見。すぐ自転車を止めて、3人で手分けして救助に当たったという。

 23日に三股中であった感謝状贈与式で、市消防局の坂本鈴朗局長は「早く発見してもらい、大事に至らず、本当に良かった」と述べ、都城署の藤川寿治署長も「勇気ある行動だった」とたたえた。

 3人は「助けたい一心だった」「無心だった」「うまく手分けできて良かった」などと話した。

 市消防局によると、男性は「散歩途中に具合が悪くなり、よろけて落ちた」と話していたという。

 後日、男性は妻と一緒に三股中を訪れ、「3人は命の恩人。助けてもらって、本当にありがとうございました」とお礼を述べたという。

 中学校の部活動は、福田君が陸上競技部、上村君と中村君はバスケットボール部。部活で鍛えたことが男性を引き上げるなど救助にも役立ったという。藤川署長は「将来は、ぜひ警察官に」、坂本局長は「消防士に」と声をかけていた。(神谷裕司)