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 「大変申し訳ない」。17日午後、東京・霞が関の総務省大臣室。高市早苗総務相に呼び出された鈴木茂樹事務次官(当時)は繰り返した。かんぽ生命の不正に関する総務省の行政処分の情報が漏れている――。外部の情報提供などから13日以降、疑念を膨らませていた高市氏が問うと、鈴木次官は電話で複数回漏らしたとあっさり認めたという。

 その後の動きは速かった。18日昼、鈴木次官が30分ほど首相官邸に入り、19日夕に高市氏が安倍晋三首相と25分ほど面会。この段階で、鈴木次官への停職3カ月の処分案などを報告したとみられる。事実上の「辞職勧告」で、鈴木次官は19日夜の高市氏からの電話に辞職の意思を伝えた。

 情報を漏らした相手は、元総務次官で「郵政のドン」とされる鈴木康雄・日本郵政上級副社長。監督官庁の事務方トップが、これから処分しようという企業に天下った先輩に処分の検討状況を逐一漏らしていたのだ。高市氏は週明け23日の閣議後会見で鈴木次官の情報漏洩(ろうえい)問題について「日本郵政グループにおいて事実関係を明らかにされるべきだ」と話した。鈴木次官の動機や詳しい経緯は明らかになっていない。だが、日本郵政は23日も「事実関係を確認中」としてコメントを避け続けた。

 前代未聞の不祥事だが、総務省と日本郵政による「なれ合い」を示す出来事は他にも起きていた。

 同じ大臣室に今月3日、日本郵…

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