拡大する写真・図版 クボタのラグビー体験会で、ピーター・ラブスカフニは行列をつくった子どもたち一人ひとりに声を掛け、約2時間にわたって丁寧にサインや写真撮影に応じた=2019年12月21日午前10時40分、兵庫県伊丹市奥畑5丁目、平井茂雄撮影

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 4年前の、あの決断がなければ、今年のラグビーを巡る熱狂は起きなかったかもしれない。

 愛称「ラピース」で呼ばれるピーター・ラブスカフニ(30)は、ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表の歴史的躍進を支えた1人だ。彼は2015年9月19日、W杯イングランド大会1次リーグの日本と母国・南アフリカとの試合を母国のバーで見ていた。

 南アの楽勝と思われた試合は、日本がわずか3点を追う展開で、試合終盤を迎え、敵陣深くでペナルティーを得た。ロスタイムに入り最後の1プレー。相手はそれまで2度もW杯を制した強豪。わずか1勝しかしていない日本は、確実なPG(3点)を決めて同点で終えても快挙だ。

 だが、選んだのはスクラム。そのまま点を取れずに負けるリスクを冒してでも逆転のトライ(5点)を狙った。結果は、ボールをつないで34―32と勝利。「ブライトンの奇跡」を目にし、母国の敗戦にざわつく周囲とは別に、違う興奮を覚えていた。

 「スクラムを選択した勇敢さに…

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