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 小泉進次郎環境相は23日の記者会見で、環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)ら若者による活動について「大人たちに対する糾弾に終わってしまっては、私はそれも、未来はないと思っている」と述べ、温暖化対策は全世代を巻き込んだ、持続的な取り組みが大切だという考えを強調した。

 グレタさんらは、このままでは大人たちの無策で地球温暖化が進み、自分たちの未来が奪われてしまうとして、その怒りを「気候正義」として訴え、世界の若者の共感を呼んでいる。小泉氏は20日の会見で、「大人を糾弾するのではなくて、全世代を巻き込むようなアプローチを取るべきだ」と語っており、改めて異論を唱えた。

 23日の会見で、小泉氏は国際ルール・パリ協定が掲げる、産業革命前からの平均気温の上昇を2度未満、できれば1・5度に抑える目標実現のためには、「一過性ではだめで、本当に持続可能で、かつ非連続のイノベーション(技術革新)が起きるような環境」が必要だと訴えた。

 グレタさんについて、「影響力、すさまじいものがある。そのことによって目覚めた方、世界中で若者を含め、いっぱいいると思う」と一定の評価をしつつ、「何か一部の世代、一部の国、一部の業界、そういったところがはじかれるようなことは招いてはいけない」と述べた。(松尾一郎)