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 新庄市にあった全国唯一の雪害研究機関「積雪地方農村経済調査所」(雪調)のブレーンとして活躍した、民俗・建築学者・今和次郎(こんわじろう)の著書や関連資料など約3500点が、資料を保管する工学院大学(東京都新宿区)から新庄市に寄託された。同大は「大学ができる一つの地域貢献」と話しており、資料は、雪調の施設や資料を引き継いだ同市の「雪の里情報館」(石川町)で閲覧できる。

 今和次郎は、世相や風俗を観察、記録し研究する「考現学」の創始者として知られる。1933(昭和8)年に設立された雪調では、雪下ろしにかかる時間や労力を賃金労働に充てることで農家の所得改善を図ろうと、「実験農家」と呼ばれる急勾配のトタン屋根で高床の家屋を建築。農家に住んでもらうなど、雪国の農村住宅改良にも力を尽くした。また、雪調庁舎の建築も手がけ、今和次郎設計の建築物で現存しているのは、雪の里情報館と福島県の大越娯楽場の二つのみという。

 寄託された資料は、今の著書や集めていた民俗学や歴史学などに関する和洋の文献で、雪の里情報館の閉架図書に保管されている。貸し出しはできないが、誰でも閲覧できる。ほかに、スケッチなどが見られるデータベースも利用できるという。

 寄託は、2年ほど前、山尾順紀…

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