元組合長射殺事件、目撃者2人が法廷で証言 工藤会裁判

裁かれる工藤会

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 四つの市民襲撃事件で殺人罪などに問われた指定暴力団工藤会トップの総裁野村悟(73)と、ナンバー2の会長田上不美夫(63)の両被告の第15回公判が23日、福岡地裁であった。この日も1998年の元漁協組合長射殺事件の審理が続き、目撃者2人が検察側証人として出廷した。

 2人は、元組合長に同行していた知人男性と、現場を通りかかった女性で、いずれも十数年前にあった実行役の公判でも証言。この日の公判では、男性が「2人組の男が(元組合長に)銃口を向けた」、女性が「倒れかかる男性に男が拳銃のようなものを向けて『パン、パン』と2、3回撃った」と証言した当時の公判の映像が流された。

 この後に証人尋問があった。検察側が男の特徴を尋ねると、女性は「中肉中背だった」と回答。弁護側は、男の拳銃の持ち方や元組合長が撃たれた際の姿勢を尋ねたが、2人は「覚えていない」「当時そう話したのなら、そういうことだと思う」などと答えるにとどまった。

 年内の公判はこの日で終わり、次回は1月16日。元組合長射殺事件の証人尋問が続く予定だ。