拡大する写真・図版金鉱脈がむき出しになっている岩盤「瑞泉1脈」=2019年12月12日午後、鹿児島県伊佐市、江口英佑撮影

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 古くから金(きん)を産出し、「黄金の国」とさえ呼ばれたこともある日本。その流れを受け、いまも国内で唯一、金山として商業生産しているのが鹿児島県の「菱刈(ひしかり)鉱山」だ。金の含有量が世界平均の10倍にもなるという鉱石を産出する菱刈鉱山が報道公開された。内部の坑道は全長100キロを超え、まるで地底都市の迷路のようだった。

 鹿児島空港から北へ、山あいの道を車で50分走ると、住友金属鉱山が操業している菱刈鉱山が現れた。

 標高265メートルの位置にある本山坑(ほんざんこう)は1985年に生産が始まった。

拡大する写真・図版菱刈鉱山の入り口「本山坑口」=2019年12月12日午後、鹿児島県伊佐市、江口英佑撮影

 幅約5メートル、高さは4・5メートルと重機が行き来できる大きさのトンネルから、ワンボックスカーで入る。でこぼこしている坑の傾斜はかなり急で、何かにつかまっていないと前の座席にぶつかりそうになるほど。暗く、ひと気もほとんどなく、たまにトラックを見かける程度だ。作業をしている30~40人のために、毎分1万8500立方メートルの空気を送り込んで、換気している。

クーラーかけても真夏日並みの温度

 10分ほどで「抜湯室(ばっとうしつ)」に着いた。ここの標高はマイナス50メートル。一気に300メートル以上も下ってきたことになる。気温は30度と蒸し暑い。どうしてこんなに暑いのか。

 理由はお湯だ。65度の水が噴…

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