宮城発祥「マンボ巻」が復活 マンボウじゃないその中身

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石橋英昭
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 「マンボ巻」をご存じだろうか。宮城県発祥で、昭和30年代に大流行した。これまた当時、大ブームになったマンボ・ダンスから、名前がついたとされる。このマンボ巻の復権をめざし、粋なPRキャンペーンが始まることになった。

 マンボ巻の正体は、筋子とキュウリをネタにした巻きずし。筋子の赤とキュウリの緑が、踊るときの衣装に似ていたからだとか。鉄火巻きやカッパ巻きなど、シャレの利いた名付けをするのがすし屋の性分。ただ、筋子巻の味はずっと親しまれてきたが、いつしかユニークなネーミングは忘れられつつあった。

 仙台で創業90年の「橘寿司」3代目、相沢直哉さん(51)も、ずっと「マンボウ巻」だと勘違い。それが5年前に由来を知り、思いを巡らせた。「昭和30年代といえば、貧しくとも明るい未来を夢見た時代。新しい令和が、そんな世になりますように」。専務理事を務める県寿司商生活衛生同業組合の若手たちの間で、再び光をあてようと、話が盛り上がった。

 来年3月ごろを期し、約150の組合全店で「マンボ巻」の名を復活させる。さらに新メニューとして、筋子とキュウリを含む具5種類を使った巻きずしや手巻きずしを、各店が考案することにした。

 食べれば心が踊り出す、その…

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