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 中国南部あたりが原産のガビチョウ(スズメ目チメドリ科)が国内で増えている。鳴き声が美しくて飼われていたのが、逃げたり放たれたりして九州や関東などに定着した。

 生態系への影響の懸念から特定外来生物に指定されている。環境省と日本自然保護協会による「モニタリングサイト1000里地調査」では、関東の平野部で個体数の伸びが大きい。

 東京都八王子市の長池公園。「2000年代からこの辺りで見られるようになり、今では一年中普通にいる」と小林健人副園長(32)。里山の管理が放棄されて増えたササやぶがお気に入りらしい。ミミズや昆虫、果実などを食べる。作業中に巣を見つけたら回収している。

 以前は「どういう鳥?」と聞かれることが多かったが、今では問い合わせも減った。小林さんは「多摩丘陵の鳥として市民権を得たように思える。どう付き合うのか、みんなで考える段階に来ている」と話す。(米山正寛)