プロボクシングのトリプル世界戦が23日、横浜アリーナであり、世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王者の村田諒太(33)=帝拳=は、同級8位のスティーブン・バトラー(カナダ)に5回TKO勝ち。初防衛に成功した。世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級は、王者の寺地拳四朗(27)=BMB=が同級12位のランディ・ペタルコリン(フィリピン)に4回TKO勝ちで、7度目の防衛。国際ボクシング連盟(IBF)フライ級は、同級14位の八重樫東(36)=大橋=が王者のモルティ・ムザラネ(南アフリカ)に挑戦したが、9回TKOで敗れた。
現実味帯びる統一戦
WBA8位の挑戦者を一蹴したあとのリング、村田は素直な思いを吐露した。「次はリアル(本物)と戦いたい」。格の違いを見せつけたのだから、その言葉には説得力があった。
初回から重心を落としてプレ…