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 第72回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ、日本バスケットボール協会・朝日新聞社など主催)は24日、東京都の武蔵野の森総合スポーツプラザなどで男子の1回戦などがあり、男子県代表の川内は洛南(京都)に74―91で敗れた。

 洛南は2006年から大会3連覇を果たすなど全国屈指の強豪。川内は3年生の多くが受験で抜けるなか、野口侑真選手ら4人と2年生を中心としたメンバーで挑んだ。高さとスピードに翻弄(ほんろう)され、第1Q(クオーター)の出だしで0―14。第2Qまで展開は変わらず、前半を30―51の大差で折り返したが戦意を失わず、川内は盛り返した。

 ハーフタイムに田中俊一監督から「お前の力はこんなもんじゃないはずだ」と励まされた野口選手。U―20日本代表候補にも選ばれたエースは、外からジャンプシュートを決め、ゴール下に力強く切り込むプレーでチームを鼓舞。20点を超えた点差を一時9点差まで詰め、第3Qは24―14と洛南を圧倒した。

 第4Qの体力勝負で突き放されたが、田中監督は、あきらめなかった選手たちをたたえた。平日の練習時間は1時間半程度。「進学校の『普通の子』たちが本当によくやった。誇りに思う」と田中監督。強豪校からの誘いを断って川内を選んだ野口選手は「監督とチームのおかげで今の自分がある」という。高校最後の試合でたたき出した得点は35点。洛南のエースを10点上回る力を見せつけた。(城戸康秀)