児童生徒らにわいせつな行為やセクハラをしたとして処分された公立小中高校などの教員が、全国で2018年度に282人に達したことが24日、文部科学省の調査でわかった。前年度の210人から大幅に増え、過去最多となった。文科省は「言語道断。強い危機感を持っている」として対策を強化する。
47都道府県・20指定都市の教員を対象に「交通違反」「体罰」などの項目とともに「わいせつ行為等」を調べた。18年度は、10年前と比べて約1・7倍に増え、過去最多だった16年度の226人を上回った。
処分の内訳は男性276人、女性6人。被害者は自校の児童生徒(124人)が約半数を占め、自校の教職員(41人)も含まれる。
処分の対象となった行為は「体に触る」(89人)、「盗撮・のぞき」(48人)、「性交」(41人)。行為があった場所は「保健室、生徒指導室等」(40人)、「ホテル」「自宅」(それぞれ37人)、「教室」(28人)などだった。
教員と生徒らがSNSやネッ…