拡大する写真・図版 全日本選手権の男子の表彰式で、逆転優勝した宇野昌磨(左)に声をかける羽生結弦=遠藤啓生撮影

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 これが王者の品格か――。フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)を見て、そんなことを感じさせられた。苦境に直面した時こそ、その人間性が浮かび上がる。

 羽生にとって、この12月ほど悔しい1カ月が、過去にあっただろうか。今月上旬にイタリア・トリノであったグランプリ(GP)ファイナル。「ネーサン(・チェン=米)選手との戦いとしか思っていない」と言うほどライバル視した相手に、40点差以上つけられて負けた。また、22日まで東京であった全日本選手権では、シニアになって初めて宇野昌磨(トヨタ自動車)に敗れた。その悔しさは計り知れない。

 羽生は大の負けず嫌いだ。昨季の世界選手権後は、「負けは死も同然」と言い、今年9月にあったオータム・クラシック後には「負けるぐらいだったら辞めろって思っているんで。やっぱり、常に強い自分でありたい」と語った。五輪連覇の王者としてのプライドもある。だからこそ、GPファイナル、全日本選手権での現実を認めたくない気持ちもあったはずだ。

 なのに、だ。羽生は演技後の取…

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