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 かんぽ生命の不正販売をめぐる行政処分案を処分対象の日本郵政グループ側に漏らしたとして総務事務次官が事実上更迭された問題で、後任の黒田武一郎・次官が24日、職員を前に訓示し、「行動を説明できるか問い続けることが重要だ」と述べた。

 黒田氏は訓示で、鈴木茂樹・前次官の謝罪のメッセージを代読。「自分の不祥事で総務省の信頼を損ない、業務の遂行に支障を来していること、心からおわびを申し上げます」と読み上げた。

 そのうえで、黒田氏は「人事の認可や行政処分の対象となる団体とは、節度ある関係が求められている」と指摘。「公務に求められる中立性、公正性について、一人一人が改めて重く受け止め、公務の担い手として自らを厳しく律していただきたい」と述べた。

 鈴木前次官はかんぽ生命の不正販売問題をめぐり、一部の幹部のみで共有していた郵政側への行政処分の検討状況を、元総務事務次官の鈴木康雄・日本郵政上級副社長に漏らしたとして、20日に停職3カ月の懲戒処分を受け、同日付で辞職した。(豊岡亮)