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 全国の5歳から17歳までの健康状態を毎年調べる文部科学省の「学校保健統計調査」の速報値が公表され、福島県内の児童は全ての年齢で全国平均より体重が多い肥満傾向だった。東日本大震災前から同じ傾向が続いており、県教委は「改善したい」としている。

 身長別の標準体重より20%以上重い子どもは「肥満傾向児」とされる。ワースト1位だったのは13歳の12.29%(全国平均8.77%)。16歳も14.16%(同8.92)でワースト2位、11歳は13.81%(同10%)でワースト3位だった。

 福島県では震災前の2010年度調査も全年齢で全国平均を上回った。震災後は屋外での運動などが制限されたこともあり、七つの年齢層でワースト1位になった。ただ、18年度と比べると、八つの年齢でポイントが改善している。

 県教委は、17、18年に正しい食生活と運動を促すガイドラインをつくって学校に配り、食育の面からも数値の改善を目指している。

 ただ、スポーツ庁が昨年末に公表した調査結果だと、県内の小学5年生と中学2年生の1週間の総運動時間は中学2年の女子を除いて全国平均を下回った。小学5年男子の場合、全国平均が約557分なのに対し、福島県は447分。運動時間が少ないことが体重増加の一因になっている。(飯沼優仁)