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 首相主催の「桜を見る会」をめぐり、菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、招待状の受付票番号のうち「60」番台の意味合いについての質問に対し、23日になって詳しく回答した理由について「みなさんからの要望などを踏まえ、聞き取り調査を行った結果だと報告を受けている」と述べた。

 受付票番号をめぐっては、招待区分「60」が「首相推薦枠ではないか」として野党側が確認を求めていた。政府は「調査をする必要がない」などと回答に後ろ向きだったが、23日の参院内閣委理事会で「60番台が官邸や与党枠」と回答した。

 招待区分「60」は、オーナー商法で行政指導されたジャパンライフの元会長に届いたとされる招待状の受付票にも記載があった。そのため野党は、同会長への招待に首相が関与した可能性があるとみて追及を強めていた。

 菅氏は会見で「調査はしないとしてきたのに、なぜこの段階で回答したのか」と問われ、「今まで国会からの強い要望を踏まえ、事務方が関係者から聞き取った結果、報告させていただいた」などと説明した。

 また会見では、政府が同会の招待者名簿を公表しない理由として「個人情報」を挙げていることにも質問が出た。桜を見る会と同様に功績のあった人が対象となっている叙勲・褒章受章者や、天皇、皇后両陛下が主催する園遊会との違いについて問われた菅氏は「桜を見る会では招待者リストを一般公表する前提で招待していない」と述べた。(安倍龍太郎)