「内閣府に取材窓口設置している」 24日の菅長官会見

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 菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、政府が追加調査はしないとしていた、桜を見る会の招待者名簿の受付票番号の区分を内閣府が改めて調べた点を問われ、「(国会から)たびたび強い要請があったからだ」と述べた。主な質疑は次の通り。

 ――長官は名簿について、個人情報を理由に回答を差し控えると説明してきた。桜を見る会は各界の功績・功労者を幅広く招待しており、同じ意味で政府は毎年、叙勲受章者や園遊会の名簿を発表している。なぜ、桜を見る会で名簿の取り扱いが異なるのか。

 「園遊会は従来、個人情報を報道機関に提供する旨を案内状に記載した上で、招待者の氏名などをあらかじめ報道機関に提供している。叙勲も同様で、氏名などを報道機関に提供することについて、あらかじめ受章者の同意を得ている。桜を見る会は招待者リストを一般公表する前提で招待しておらず、個々の招待者について個人情報にあたるため、招待されたかどうかも含め回答を差し控えている」

 ――23日の参院内閣委員会理事会で、野党の質問に対して政府は、官邸や与党枠だったとした受付票番号「60」について、聞き取りの結果としている。これは記憶ベースか。資料が新たに見つかったのか。

 「記者からの要望を踏まえて先日来、内閣府に取材窓口を設けている。また、国会からの要望の中で理事会に報告した。詳細については、事務方が関係者から聞き取りを行った結果を報告したということだ」

 ――なぜ回答が遅れたのか。聞き取りが可能だったのであれば、証拠保全の観点からも早期に実施すべきだったのではないか。

 「みなさんの要望なども踏まえ、聞き取り調査を行った結果であると報告を受けている」

 ――これまで政府側は「調査はしない」と答弁してきた。なぜ調査し、回答する決断に至ったのか。

 「国会からの強い要望を踏まえて事務方が関係者から聞き取りを行った結果、昨日報告させていただいた。いずれにしろ、たびたび強い要請があったから、ということだ」

 ――「60」について、23日の同理事会で内閣府は、個別の番号は定かでないが「60番台は従来官邸や与党関係だったと思う」と述べた。与党には公明党も含まれるという理解でいいか。

 「関係者がそのように申し上げたと承知している。与党なので自民党、公明党も含まれると思う」

 ――政府トップの首相枠は「62」や「64」ではなく、「60」と推測するのが妥当だと思う。過去の政府資料では、首相、長官などの推薦枠が「60~63」と明記されている。政府はこれまで記憶ベースで、電子データ廃棄時期や招待者の内訳の概数を明かしてきており、招待者区分(が分からないの)は都合のいいように思えるが。

 「会の関連文書については、公文書管理法に基づいてあらかじめ定められたルールに基づいて適切に保存廃棄している。その中で国会などの要請に応え、できる限り丁寧な説明を行っている」