拡大する写真・図版 月組ミュージカル「I AM FROM AUSTRIA」=2019年10月、兵庫県宝塚市、滝沢美穂子撮影

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 ひときわ印象に残ったトップスター2人の退団から、若手演出家の鮮烈な舞台まで――。宝塚歌劇の担当記者2人が、2019年を振り返ります。

 尾崎千裕 歌劇105周年は、星組・紅(くれない)ゆずると花組・明日海(あすみ)りお、トップスター2人の退団を抜きには語れない。2組の大劇場公演は、いずれもトップの持ち味が光った作品だった。

 杢田光 紅にしかできないサヨナラショーで、劇場はまさに泣き笑い。ファンにおなじみのキャラクター「紅子(べにこ)」のトークは絶好調だし、最後は代表作の一つ「アナザー・ワールド」の「ありがたや、なんまいだ」で大団円。綺咲愛里(きさきあいり)とのコンビ愛も見ていて温かい気持ちになった。

 尾崎 明日海は4人目となる相手役の華優希(はなゆうき)を迎えてのサヨナラ公演。ぐんぐん育った若手への継承、明日海にしかできなかっただろう名作でつづられたサヨナラショー……トップ5年半という重みを感じた。千秋楽のライブ中継は、宝塚史上最大規模になった。歌劇団初の横浜アリーナ公演を成功させたのも、彼女の力。後輩たちの言葉からも、この経験が糧になっているのが伝わる。

 杢田 2人は印象的な言葉もた…

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