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 宝くじで1千万円当たったら――。高額当選の夢を描いて買う宝くじだが、実際に当たったら、様々な心配事が降りかかる。そんな「幸せ者」のために、特別な冊子があるのをご存じだろうか。

 題名は「【その日】から読む本 突然の幸運に戸惑わないために」。1千万円以上の高額当選者に、換金の際に渡される。非売品だがその希少性から、過去にフリマアプリに出品され、4万5千円の値が付いたこともある。

 内容は、弁護士や臨床心理士、ファイナンシャルプランナーといった専門家のアドバイスを得て作られている。

 高額当選したことでトラブルに巻き込まれるケースもあり、実際に当選者が殺害される事件も起きている。全体を通して「高額当選に浮かれることなかれ」という内容になっている。

 冊子は「当せん、おめでとうございます。今あなたは、突然訪れた幸運に驚きと喜びを感じていることでしょう」で始まる序文に続き、「すぐにやっておきたいこと、やってはいけないこと」「落ち着いてから考えること」「当面の使いみちが決まったら考えること」の3部で構成。当選したらどんな点に気をつければいいか、時系列でアドバイスを掲載しており、計50ページ以上に及ぶ。

 具体的には、まず「当せん直後は、興奮状態にあるという自覚を」と呼びかけ、「ひとりでも人に話せば、うわさが広まるのは覚悟しよう」と注意を促す。また、「興奮の後に訪れる不安は、以前の自分に戻るための通過点」といった格言めいたものも。

 一方で、実務的な助言もある。当選金で住宅を購入した際などに、税務署から資金の元手について問い合わせがくることがあり、その場合、「当せん証明書」が必要になるので、発行を依頼しておくといったことも書かれており、役立ちそうだ。

 当選金については「ローンや借金の返済を優先する」「残ったお金でしたいことを考え、その重要度を判断する」などと助言している。

 「当せんして何が変わるか」と…

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