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 近畿日本鉄道は24日、座席でたばこが吸える特急車両を、来年2月1日から廃止すると発表した。鉄道も適切な受動喫煙防止対策を講じるよう定めた改正健康増進法が4月に施行されるためで、近畿の在来線から喫煙車両が姿を消すことになる。

 近鉄が運行している特急計120編成のうち、大阪と名古屋や京都、伊勢・志摩方面などを結ぶ「12200系」20編成には1車両ずつ、喫煙車両が残っている。1969年から70年代に製造された車両で、座席のひじ掛け部分に灰皿がある。

 観光客が主体の他の特急車両はすでに喫煙車両を廃止したが、通勤利用客の多い12200系については「喫煙車両があるから乗る、という層も根強くいる」(近鉄営業企画部)との理由で、他社との差別化のために残してきた。喫煙室も設けないという。(古田寛也)