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(2日、箱根駅伝)

 後輩2人がトップでつないでくれた。そのたすきを笑顔で受け取った青学大の鈴木塁人(たかと)(4年)は3区を走った。「この1年、キャプテンとしてチームに貢献できなかった」。そんな悔しさをにじませながらの力走だった。

 1年前、平成最後の箱根駅伝で青学大の連覇は4で止まった。10区を走って2位のフィニッシュテープを切った鈴木は、この時すでに思っていた。「ここからのスタートだ」。リベンジを誓った。

 そして迎えた令和初の大会に、鈴木は主将として戻った。「箱根で勝つことを目標に、厳しい生活を送ってきた。その成果を最後に出したいと思っています」

 千葉・流通経大柏高を出て入学した当時から「スーパールーキー」として輝いた。1年生で出雲駅伝にも全日本大学駅伝にも起用された。箱根も走ることが確実視されたが、直前に足を故障。チームの3連覇はうれしくも、ほろ苦かった。

 初めて箱根路を走った2年生では1区。4連覇に貢献したが区間5位だった。そして3年生で走った2019年の10区は区間2位。「最後は爆発力のある走りをしたい」。チームのV奪還、そして初の区間賞を強い思いで見据えていた。

 主将を任された今年度の前半は、空回りした。寮では、同じ4年生の態度が悪いと、厳しい口調で注意した。「優勝するためには、寮則も厳しくしないといけないと思っていた」。どこか、肩に力が入りすぎた。走ることに集中できず、記録は伸び悩んだ。

 「自分が頑張ることで、チームにもいい影響が生まれるのではないか」。そう気づいたのは、ようやく夏も終わるころ。神経を張り詰めなくなった。10月の出雲駅伝は間に合わなかったが、11月の全日本大学駅伝は4区を走り、復調の手応えと自信を手にした。

 ライバルの存在も、背中を後押…

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