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 中国・成都で24日に行われた日韓首脳会談をめぐり韓国メディアが、会談冒頭で韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領の発言中に、日本側が記者団の退出を求めたのは「外交非礼との指摘がある」と相次ぎ報道した。

 会談冒頭で両首脳が通訳を交えて発言する場面は、慣例通りに記者団に公開された。安倍晋三首相が先に約1分間発言し、その後に文氏が3分ほど話を続けた。「一時期ぎこちないことがあっても、遠ざかることのできない仲だ」との内容を通訳が伝えた直後、日本側担当者が記者団に「退出をお願いします」と呼びかけた。

 韓国のテレビ局YTNはこの場面を「場内が騒然となったため、文大統領がしばらく動きを止めた」と紹介。「日本側が外交の礼を欠いたとの指摘がある」と報道した。

 保守系の東亜日報も25日付朝刊で「通常は首脳の冒頭発言が終わった後、取材記者を退場させるのが慣例。日本の外交非礼という指摘が出た」と報道した。外務省関係者は「予定された時間に達しており、非礼との指摘は当たらない」と話した。(ソウル=鈴木拓也)