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 東海道新幹線としては13年ぶりのフルモデルチェンジ車両となる「N700S」のデビュー日が7月1日に決まった。7月24日に始まる東京五輪の前に投入する。

 現在の主力車両「N700A」に比べ、先頭車は両サイドが角張った形状が特徴。横揺れを軽減する装置を一部の車両に搭載。バッテリーにより、長時間の停電時に避難しやすい場所まで自走もできる。

 16両編成が基本だが、海外輸出を意識し、8両や12両などの編成に対応できるほか、営業車両としては過去最速の時速360キロ運転試験も重ねてきた。JR東海の金子慎社長は「『ずいぶんよくなったな』と、乗れば実感して頂ける車両。外国からきたお客様にもお乗り頂きたい」と話す。

 先立つ3月には1999年から運転を続けていた「700系」が引退。保有車両が全て最高速度285キロの車両に統一され、同月のダイヤ改定では「のぞみ」の1時間あたりの最大運行本数が現在の10本から12本に増える見込みだ。

 同社では現在、大会期間中、大幅な乗客数の増加は見込んでいないとしているが、金子社長は「N700Sやのぞみ12本ダイヤで、ポテンシャルが高まった状態で五輪を迎えられる。列車をたくさん動かす必要があればできる。色々な情報を踏まえて適切に対応していきたい」と話している。(田中恭太)