北海道)「国内最北の大学」京都の学校法人が経営を継続
奈良山雅俊
経営難に陥っている稚内北星学園大学について、北海道稚内市の工藤広市長は25日、市議会全員協議会で、存続へ向けて4月から京都市の学校法人育英館(松尾英孝理事長)が経営を引き継ぐことを明らかにした。存続へ向けて、年明けから具体的な協議に入る。
育英館は1999年の設立で、京都を中心に専門学校を経営。関連法人の学校法人京都育英館は北海道栄高校、苫小牧駒沢大を運営しており、市や稚内北星学園大の関係者は、育英館と再建策などについて話し合ってきた。
工藤市長の説明によると、松尾理事長は「日本最北端の大学」「情報メディアの専門大学」の2点を挙げ、「再生の可能性はある」と評価。当面は情報メディア学部1学科(学年定員50人)を続けるが、将来的には1学年2学部で200人程度の規模とし、京都にサテライト校も開設したいという。
松尾理事長は今年度内に現在…

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