菅氏会見、桜絡みの質問中に官邸側が終了要請 一時紛糾

安倍龍太郎
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 「桜を見る会」などについて質疑があった25日の菅義偉官房長官の記者会見で、複数の記者が手を挙げているにもかかわらず、司会役の上村秀紀・官邸報道室長が会見を終えるよう求める場面があった。記者側が反論して一時紛糾、会見はその後も続いた。

 会見は内閣記者会が主催し、幹事社の記者が質問が一通り終わったことを各社に確認して終わるのが慣例。ところが、25日の会見は、桜を見る会の質疑が続くさなかの開始15分後に上村氏が「この後の日程があるため、次の質問を最後で」と要請。記者側が「まだ質問がある」として、挙手している記者の質問に答えるよう求め、菅氏も受け入れて会見は続行した。会見時間は約20分間だった。

 菅氏の記者会見は、16日以降、計13回あるが、その全てで、上村氏は日程を理由に会見を終えるよう促している。官邸内からは「あからさまに質問から逃げているように見える」との声も出ている。

 政府は今年2月、「会見は内閣記者会主催で、政府として一方的に質問を制限できる立場になく、その意図もなく、あくまで協力依頼に過ぎない」とする答弁書を閣議決定している。(安倍龍太郎)