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 詩人・童話作家の宮沢賢治の作品に登場する天体や鉱物の資料を展示し、自然科学的な視点から作品を読み解く企画展「賢治がみつめた石と星」が、平塚市博物館(同市浅間町)で13日まで開かれている。

 天文学や地質学などを学んだ賢治は、作品にその知識を盛り込んだ。博物館は天体の写真や鉱物の実物を解説入りで展示することで、「賢治の世界」をより知ってもらえると考えた。

 展示した鉱物の一部は、学芸員らが賢治の故郷・岩手県花巻市周辺で採取したものだ。花巻市や県内の研究施設などから借りた資料を含め約200点を展示している。賢治が空や水の色の例えに用いた「瑠璃(るり)」「藍銅鉱(らんどうこう)(アズライト)」などの実物から、賢治の比喩的な表現を理解しやすくしたという。

 平塚市と花巻市の友好都市協定締結35周年を記念して企画された。無料。問い合わせは同博物館(0463・33・5111)へ。(遠藤雄二)