拡大する写真・図版耳かけ型補聴器。父は「最初は耳栓を入れるのが難しくて、手間取った」と話す

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 久しぶりに82歳の父と電話で話した。「最近よく聞き取れない。小さい声だとあまり聞こえないんだ」。7月のことだ。しばらくして77歳の母から「お父さんが補聴器を買った」と連絡が入った。

 父が通っている耳鼻咽喉(いんこう)科の医師は、専門の講習を受け、日本耳鼻咽喉科学会が認定した「補聴器相談医」だ。診察の結果、加齢で聴力が衰える「加齢性難聴でしょう」と言われた。誰もが年を取ればなる可能性がある。父は医師から補聴器が必要と言われた。

 日本補聴器工業会によると、2018年の国内出荷台数は約58万5千台。1990年の約30万1千台と比べ、2倍近くに増え、高齢化とともに補聴器を使う人が増えていることがうかがえる。

 補聴器や聞こえの現場を訪ねてみよう――。購入の経緯を聞くため、10月に実家を訪ねた。

メガネ店で購入 価格は

 父の聞こえの悪さが目立つようになってきたのは今年に入ってからだという。母が大きな声で「食事ができたわよ」と言わないと伝わらない。「何て言った?」という聞き直しも増えた。テレビの音量も大きくなっていった。

 聞こえの悪化は、周囲との会話を奪い、孤立につながる。

 「このままではだめだ」。そう考えた父は、耳鼻科医の診察を受け、三城ホールディングスが展開するメガネ店「パリミキ」で「耳かけ型」の補聴器を買った。店を決めた理由は、すでに購入した知り合いが、店の対応に満足していたことや、検査を行う防音室があったからだという。

 補聴器の価格は割引後で1台約…

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