元内閣官房長官で自民党元衆院議員の村岡兼造(むらおか・かねぞう)さんが25日、がんのため東京都内の自宅で死去した。88歳だった。近親者で密葬し、来年2月に秋田県由利本荘市内でお別れの会を開く。日時は未定。

 秋田県出身で衆院議員を9期務めた。自民党竹下派などに所属し、運輸相や党総務会長などを歴任。第2次橋本龍太郎改造内閣(1997年9月~98年7月)で官房長官を務めた。

 03年の自民党総裁選で当時の小泉純一郎首相を支持した際、同じ派閥だった野中広務氏から厳しく批判された。同年衆院選で落選し、政界を引退。04年に発覚した日本歯科医師連盟(日歯連)からの旧橋本派への1億円ヤミ献金事件で、政治資金規正法違反(不記載)の罪で在宅起訴された。一審・東京地裁判決は無罪としたが、二審・東京高裁は有罪に。最高裁は08年、上告を棄却し、有罪が確定した。