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 朝日新聞が「逮捕へ」と報じた25日朝。秋元司衆院議員(48)=東京15区=から「事実無根であり、全く関与してません」というメールが記者に届いた。午前10時36分には、「(出頭要請を受けて)今、向かっているところ」。東京地検が「収賄被疑者」として逮捕を発表したのは、その約1時間後のことだった。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐる贈収賄事件で、東京地検特捜部はこの日、秋元議員を収賄容疑で逮捕した。現職の国会議員が逮捕されるのは2010年1月以来、およそ10年ぶりのことだ。秋元議員はいったいどんな人物なのか。巨大利権を生むとされるIRと、どんな関わりを持っていたのか。

 16年12月、衆院の内閣委員会。一部野党が猛抗議する中、「カジノ解禁法」の採決が強行された。賭博罪に触れるカジノの合法化につながる重要法案だったが、委員会で費やされた時間はわずか5時間33分。委員長として審議を打ち切り、採決に踏み切ったのが秋元議員だった。

 「荒っぽくなるが間違いなくやる」。前月、秋元議員は所属派閥の長でもある二階俊博・自民党幹事長との面会を終えた後、周囲に語った。連立を組む公明党内で賛否が割れ、長くたなざらしにされていた法案を委員長の職権で審議入りさせる意欲を示したものだった。これを聞いた党幹部からは、不用意な発言を慎むよう厳重注意を受けた。

 IRは、安倍政権が成長戦略の目玉と位置づける。秋元議員が軸足を置いたIR実現を目指す議員連盟で、安倍晋三首相はかつての最高顧問でもあった。

 解禁法の採決強行という「実績」をつくった秋元議員はその後、IR担当の副大臣を任され、より中心的な立場を担うことになる。

 「大した力はないが、お調子者で、危ない筋とも付き合っていた」。自民ベテラン議員は秋元議員をそう評す。その議員活動をたどると、娯楽産業との最初の接点はパチンコ業界にあった。

 秋元議員は東京生まれ。大東文…

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