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 皇位継承にともなう11月の「大嘗祭(だいじょうさい)」で、高根沢町の斎田で収穫された純県産ブランド米「とちぎの星」が採用された。「大田主」と呼ばれる耕作者の石塚毅男さん(55)が大事に育て上げた。JAはこれを好機に、とちぎブランドのPRに力を入れている。

 「もうすっかり落ち着いた。大みそかまでトラクターに乗って仕事。田んぼを起こさないとね」

 数日前、石塚さんはそう笑った。

 斎田が栃木県と京都府に決まったのは5月。石塚さんは那須烏山市か大田原市の水田が選ばれると思っていた。地元のJA関係者も高根沢町は予想していなかった。

 8月下旬、石塚さんにJA栃木中央会の幹部から訪問したいと連絡が入った。「まだ大嘗祭の田んぼは決まっていなかったな」と思い出した。

 宮内庁は9月18日に正式発表した。中央会は「技術や経営状況が優れ、地域の農業者のリーダー的な存在だ」と推薦理由を会見で説明した。

 農家になって35年。妻の典子さん(54)は「夫はとにかく仕事好きで一生懸命」と話した。

 発表の日の朝から、収穫した米を宮内庁に渡す9月30日まで、24時間警察官の警備が付いた。家には監視カメラも設置されて物々しい雰囲気に。「初めはすごいことを引き受けたかなと思ったけれど、3日で慣れた」と笑った。

 大嘗祭を追い風に、JA全農とちぎは、とちぎの星など県産米のPRを強化した。昨年9~11月に124トンだったとちぎの星の販売量は7倍以上の915トンに急増。今年のJAグループ栃木の推計出荷量は1万5千トンで、コシヒカリの9万6千トンには及ばないが、来年は1万8千トン、再来年は2万3千トンと増やしていくことをめざす。

 大嘗祭直後の11月19日には…

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