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 菅義偉官房長官は26日午前の記者会見で、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業に絡んで、衆院議員の秋元司容疑者(48)=自民党を25日離党=が収賄容疑で逮捕されたことについて「大変残念だ」と述べた。IR政策への影響について「お答えを差し控える」としながらも、「必要な準備を進めたい」と語った。来月7日のカジノ管理委員会の設置は予定通り行う考えを改めて示した。

 安倍晋三首相は26日午前、首相官邸に入る際、記者団に逮捕の感想を聞かれたが、答えなかった。

 国会では逮捕を受けて、自民党の森山裕国会対策委員長と立憲民主党の安住淳国対委員長が会談した。安住氏はIRの関連法を審議した内閣委員会での閉会中審査を年内に行うよう求めていたが、森山氏は応じず、遅くとも来月第2週までに内閣委の理事懇談会を開くことを提案。どのような形で議論するか与野党で調整を続けることを確認した。

 安住氏は記者団に、年内の閉会中審査が受け入れられなかったことについて、「納得はできないが、まだ起訴もされていない状況の中で、考慮せざるを得ない」と語った。一方で、秋元容疑者以外も自民党議員の事務所が家宅捜索を受けていることから、「単に秋元氏の事件ではなく、これはIR疑獄ではないか。それ相当の態勢を組んで本格的な追及を始めていきたい」とも述べた。

 野党側は追及のためのヒアリングを同日午前に開催。秋元容疑者の内閣府副大臣時代の出張記録などの提出を求めたが、政府側は捜査を理由に拒否した。