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 東北芸術工科大(山形市)はこのほど、今年9月に開催する「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2020」の芸術監督に、東京大医学部付属病院の循環器内科助教の稲葉俊郎さん(40)を迎えると発表した。「心身」と「芸術」の関係をテーマにした、五感に訴える体験型の企画を検討しているという。

 同芸術祭は、芸工大が山形市内を舞台に隔年で開催し、今回で4回目。震災後の東北でアートやデザインが地域といかに関わるかを模索してきた。14~18年の3回は、山形市出身の絵本作家・荒井良二さんを芸術監督に迎えて「山」を主題に開催。山形の文化を再発見する企画などがあった。

 芸工大によると、稲葉さんは熊本市出身。心臓カテーテル治療などが専門で、伝統芸能や民俗学、美術にも詳しい。「芸術は心の食事」を提唱し、医療と芸術の接点を探る執筆活動や講演を続けている。18年に県外のトークイベントで、芸工大の中山ダイスケ学長と共演したことがきっかけになり、就任が決まった。