【動画】がれきが散乱 ダクトがひしゃげる 福島第一3号機内部の動画公開
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 原子力規制委員会は26日、東京電力福島第一原発事故の調査で撮影した3号機原子炉建屋の3階の動画を初めて公開した。水素爆発した建屋の内部では、コンクリートや排気ダクトとみられる金属片が散乱し、天井のはりが折れるなど激しく損傷していた。

 今月12日、現地調査の一環として規制委の職員が撮影した。地上5階建ての原子炉建屋3階に上がり、水素爆発が起きた場所や規模を推定するため、破損状況を調べた。4階は損傷が激しく、行けなかったという。動画では、毎時40ミリシーベルトの放射線量を観測した場面もあった。そこに2分間いると、一般の人の年間被曝(ひばく)線量限度(1ミリシーベルト)を超えてしまう高さだ。

 3号機では事故時に、格納容器の損傷を防ぐため、放射性物質を含む水蒸気を排気する「ベント」が繰り返し試みられた。その際、水素が配管を逆流して建屋に入り込み、水素爆発につながった可能性が指摘されている。(福地慶太郎