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 カセットボンベを長期間保管したり、保管環境が悪かったりすると、気密性を保つための内部のゴムパッキンが劣化し、ガス漏れが発生するおそれがあるとして、国民生活センターは26日、注意を呼びかけた。日本ガス石油機器工業会は、ボンベは約7年、カセットコンロは約10年を目安に買い替えをすすめている。

 同センターによると、ボンベに関する相談は2014年4月~今年10月末で283件。うち64件がガス漏れに関するものだった。点火したところ高さ1・5メートルほど炎が上がり、顔に全治1週間未満のやけどを負った例もあったという。

 13年10月以降に国内で製造されたボンベには、業界の自主基準に基づき製造年月日が表示されているが、それ以前に作られたものには表示がない場合もある。また、同センターが調べたところ、製造から5年ほどしか経っていなくても、屋外で保管し、金属部がさびていたボンベではガス漏れが確認されたという。センターの担当者は「製造から長期間経過したものや、製造時期がわからないもの、金属部に変形やさびなどの異常がある場合は使わないでほしい」と話す。

 さらに、ボンベを保管する際はコンロから外し、先端のキャップをはめた状態で、直射日光が当たらず湿度が低い場所で保管することも呼びかける。また、年に1度は製造時期を確認し、特に災害備蓄用は古いものは使い切り、新しいものを補充するよう助言する。

 ガスが残っているボンベを処分する場合は、ボンベの製造事業者か、日本ガス石油機器工業会の「カセットボンベお客様センター」(0120・14・9996)に確認する。(野村杏実)