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 世帯の収入や成績などに基づいて決まる日本学生支援機構の奨学金をめぐり、大阪府教育庁は26日、府立刀根山(とねやま)高校(同府豊中市)が、決定状況を記した生徒148人分の名簿を教室内に貼り出していたと発表した。少なくとも3年前から毎年掲示していたといい、個人情報を不適切に取り扱ったとして、保護者説明会を開いて謝罪したという。

 高等学校課によると、同校は今月16日、3年生9クラスのうち7クラスで、それぞれ担任が各教室に名簿を掲示した。担任の一人が個人情報が含まれていることを指摘し、1時間後にすべて撤去したという。経緯を調べると、2016年度から名簿を掲示していたことがわかった。

 同課は個人情報の取り扱いについて、各教職員の認識不足に加え、校内のチェックもできていなかったと指摘。今後、研修などを通じて意識を高め、個人情報が含まれる書類は個別に連絡することを徹底する。(渡辺元史)